人間強化機械としてのデジタルデバイス May 19, 2010

Wikipediaを読んでいてアウトラインエディタの折り畳みインターフェースを考案したのがダグラス=エンゲルバートだと知った。

エンゲルバートの指向

エンゲルバートはマウスの父として知られ、そのマウスはパソコンが誰にでも使いやすい道具であるためのキーデバイスとして浸透し切っている。

が、エンゲルバート自身の研究総体をみると「誰にでも」という方向性は指向していなくて、むしろ機械の方に人が合わせることで能力を拡張するインターフェースばかり考案している。

アウトラインエディタも「誰にでも」ではなく「強化する」系だ。

万人向け機器の浸透

ここ10年の間にPC、ケータイが著しく普及して、「誰にでも」の方向性が突き詰められてきた。

PCを小型化してスマートフォンだと言っていたかと思ったら、今度はデカいスマートフォンだということでiPadに注目が集まるという流れは典型的だろう。

売り手の理屈から言えば数こそ正義であるため、当然の結論だと思う。

人間強化に再注目したい

ここで、デジタル機器の利用者から見ると、あくまで自分は自分なのであって他人に使いやすいかどうかは無関係であることを改めて思い出したい。

自分が最高のパフォーマンスを発揮する、あるいはデジタル機器を使うことによって徒手空拳の限界を超えていくことが理想だ。

デジタル機器はソフトウェアで機能を差し替えられることが特長だから、猛烈に自分に最適化したソフトセットを意識して持つべきだろう。

エンゲルバートが今あたらしい。

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