ゲーム開発費の高騰続く December 20, 2005

NIKKEI NETに『日本のゲーム産業が直面する危機??新ハードがもたらす開発費の高騰』というコラムが掲載されている(http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=20051220ea000ea)。 ずっと問題と言われ続けて来た話だが、一向に解消されていないどころか悪化傾向。 開発費の相場を引用しておく。

  • ファミコン:1000万
  • スーパーファミコン:数千万
  • プレステ:1億円
  • プレステ2:2億円?
  • 次世代機:10億円?

開発費が1桁増えると、どうやっても生き残れないメーカーが出てくる。ファミコンの頃売れていたメーカーでも今はほとんど生き残っていない。

もう一方の構造問題として、日本市場そのものの衰退がある。97年5832億円→04年2358億円と半減。自分の例を考えても97年にはゲーマーだったが今や塊魂くらいしか買ってない。しかも廉価版。 ゲームに限らずソフトウェア業界全般の問題だが、ソフトウェアは規模のメリットが物を言う世界なので、いかに出来のよいソフトでも日本市場で勝負する時点で世界的には負けている。しかも翻訳が必要となれば海外進出にも一手間かかる。

こんな状況で参入は10億円からと言われたのでは、やる気があっても手も足も出ない。共通ライブラリをオープンソース化してゲームメーカー間でシェアするくらいしないと解決できそうにない。 仮にいずれかのハードでオープンソース化が進み始めるとプラットフォーム間の開発力に差が出てくるため、他のプラットフォームでもオープンソース化を進めざるを得ない状況になるだろう。

そもそもメディアにプロテクトをかけてあるんだから、ある意味、全面GPLのゲームソフトであっても商売は成り立つんじゃないかと思う。ハードに手を入れてリコンパイルしてでも動かす不正利用者は絶対出てくるだろうが、開発費の高騰を考えたら知れたものと思う。

いずれにしてもこのままだとゲーム=洋ゲーになってしまいそうな感じだ。しかも翻訳すらしてなくて「英語版しかありません」とか言われた日には一昔前の中国のゲーム事情と一緒じゃないか。

いまはこれがゲームの話だから半ば放置されてるけど、これからの日本は色々な面で同じ問題が出てくると思う。日本語の商品は一部の高級品だけになって、だいたいは英語版か中国語版ばっかり、みたいな。そんなんで良いのか。

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